＜作者＞林マキ/もり/アオイ冬子
＜出版社＞KADOKAWA
「 屋根裏部屋の公爵夫人 」のあらすじ
主人公のオパールは借金で領地経営が危うい公爵ヒューバートと政略結婚する。しかし、嫁いだ先の公爵邸には誰も味方がいない。夫はもちろん、使用人もオパールを見下し扱いがひどい。周りは敵ばかり。屋根裏部屋で生活を始めた公爵夫人のオパール。そんな時図書館で見つけた公爵家の帳簿を見て気づいた不正を確かめるために公爵領へ向かう。貧しい領地の現状や管理を任せっぱなしの現状を目の当たりにする。そしてオパールは領地管理人の不正を暴いたが、夫のヒューバートはオパールの言葉を信じることなく怒鳴りつける。とうとうオパールはある計画を実行にうつすべく動き出す！
「 屋根裏部屋の公爵夫人 」の感想
・政略結婚の男がクズ！
クズ男ヒューバートは、私が思うに根っからのクズというより、領地や家族を守りたい気持ちがあったり、まだ救える見込みのあるクズって感じ？ 周りにいいように利用されてきた感じにも見られる。でもやっぱりこの男のオパールへの態度や考え方は好きになれん！だから、もしクズから改心したとしても、このまま主人公と婚姻関係にあることはいや！できればオパールの幼馴染のクロードと結ばれてほしい。。。
・できる女性主人公がかっこいい
領地の管理、運営の知識や実績があり、人をみる目もある。嫁ぎ先の旦那とその家族、使用人までもが冷たく主人としての扱いを受けられないでいても、それを感情的に攻めないところもかっこいい。 旦那があんなひどい態度でも、どうにか改心させようと、救おうとしてきた。でも旦那はアホだからクズのまま。オパールは自分の利益より、嫁いだ先の領地を救いたいと自分が悪者になったとしても行動できる。そんな姿がホントかっこいい！
・車いすに乗った女ステラ
クズ男のことが好きなのか知らんけど、主人公のオパールを利用してお金はゲットし、クズ男と自分の幸せしか考えてないヤツ。病気で余命ふが短いらしく車いす生活。しかしかなり怪しい。。。ただの喘息持ちじゃないか？本当は治る病気で男の優しさに甘えてその状態をあえて続けているだけなんじゃないか。。。なんて思ったり。こやつも性格に難あり。でも男は妹としてしか見ていない様子でざまぁ。
・スカッとするシーン
オパールがクズの旦那や女主人気取りのBBAたちをスカッと言い負かすシーンが最高に気持ちいい(>_<)みんなガビーン(古い)って感じの顔してて、読んでる私はガッツポーズだった(笑)でもそんな完全悪役を演じるしかなかったオパールは心を痛めてるんだけど。。。優しすぎでしょ！
今後オパールが領地経営し、領地を繁栄させていく展開になると予想。クズ男は知らん！今後もオパールの本領発揮でかっこいい姿を見られそうでめちゃくちゃ楽しみです(^^)/
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