「葬送のフリーレン」は切なくも温かくなるものがたり【おすすめ異世界マンガ】

<作者>山田鐘人 /アベツカサ
<出版社> 小学館

「葬送のフリーレン」のあらすじ

魔王討伐後の勇者一行のその後を描いた物語。1000年以上生きるエルフの魔法使いフリーレンが主人公。魔王討伐のメンバー。長命なフリーレンにとって10年という魔王討伐の冒険は人生の中でも一瞬だった。淡々と生きてきたフリーレンにとって、共に冒険した仲間の死をきっかけに、フリーレンの中で変化が起きる。

「葬送のフリーレン」の 感想

5.0

  • 勇者パーティ魔王討伐後の物語
    魔王を討伐するまでの物語はよくあるパターン。でもこのマンガは魔王討伐後から始まる。ラスボス倒したらもう話し終わっちゃうじゃん?と思いきや、なるほど切ない物語。主人公は勇者パーティの1人、エルフの魔法使いフリーレン。人間とは違ってかなりの長命。短命の人間との関わりから大事なことを学ぶ。それが読んでて切ないし、考えさせられる。

  • フリーレンのキャラがいい
    感情をあまり表に出さないというか、感情の変化がわかりにくいけど、優しいと思う。魔法バカでくだらない魔法も収集して研究してる。でもその背景には、勇者パーティの仲間が喜んでくれたからという理由があったからみたいだし。勇者が亡くなった時もボロボロ泣いていた。うん、優しい子だ!

  • 長命なフリーレン
    魔王討伐の冒険は約10年。長命なフリーレンにとっては人生の一瞬。淡々と生きていたフリーレンは仲間の死で、共に過ごした思い出や記憶がかけがえのないものだったと気づいたのかな。共に冒険した軌跡をたどるんだけど、そこで仲間のそれぞれがフリーレンを想い遺したものを知っていく。物語は激しい戦いものではなく淡々と進んでいくけど、その時々でグッとくる話しになっている。

  • 仲間が遺したもの
    フリーレンよりも寿命が短い仲間は、みんな何かをフリーレンに伝えたくて、知ってほしくて遺している気がする。その一つが弟子。自分の弟子に託しているよう。フリーレンが旅を続ける先で思い出す過去の冒険での出来事を見るのが楽しみになってる自分がいる。

戦闘メインのマンガではないので、激しさはないけど、勇者や仲間がフリーレンのことを想って遺したものとか、言葉とか温かくなります。それを通じてフリーレンの心の成長みたいなものをゆっくりとみられて素敵なマンガだと思う。続きが気になりますね!

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