<著者>ゼロキ/雪村ゆに/竹岡美穂
<出版社>KADOKAWA
「針子の乙女」のあらすじ
前世では日本に生まれ育ったつむぎ。18歳の時に事故に遭い死んでしまった。
そして異世界で赤ちゃんに生まれ変わってしまう。
前世の記憶を持ちながら、異世界で貴族のヌィール家に転生したユイ。
ヌィール家は、王家に服などを作って献上している技術貴族。
代々不思議な力「加護縫い」を使うことができる。
しかしユイは両親の前で加護縫いができなかったことで、出来損ないと言われ、ひどい扱いを受けることになる。
狭い部屋に閉じ込められ、ひたすら縫物をさせられ、残飯のような食事を与えられていた。
どうしてこんな家に生まれたのか・・・
そんな時、心優しい貴族ロダンに針子として住み込みで雇用されることになる。
ヌィール家を出ることができたが、縁が切れたわけではない・・・
ユイのこれからはどうなる!?
「針子の乙女」の 感想
- もう、この親が憎い!!
ユイは両親から虐待を受け、生きてるのもやっとな感じ。そんな中でも懸命に言われた仕事をこなして・・・
私はこういった子供が頑張っている内容に弱い!
だから、ユイが少しずつ幸せや自信を取り戻していくのがみていてほんとうに癒される。
子を持つ親ならこういった内容のマンガは心打たれるはず。
子供を道具のように扱い、使えるか使えないかで判断しているこの親!
どうか罰がくだりますように。 - 主人公ユイのチート能力がすごい
ヌィール家に代々伝わる加護縫い。
両親の前でこれができなかったことで虐待が始まるんだけど。。。
実はできる!ユイはできる子!
でも両親にこのことを知られてなかったおかげでロダンに雇ってもらうことができた。
知られてたら、きっとユイを手放さないはずだから。
このチート能力は、前世での趣味が影響しているみたい。
けがを治したり、戦闘ができるわけではないけど、縫物のチート能力って平和だなと思う。 - 妖精にも好かれる優しい性格
ユイは赤ちゃんの時から妖精が見えてる。
他の人には見えないみたい。
妖精の着ている服がボロボロなのを見て、直してあげたり、縫物を手伝ってもらったり、小さいころから仲良さそうな感じ。
でもその縫物を手伝ってもらう行為が、実は特別で、本当にすごいことだった!
これ両親に知られたらヤバいやつ!
小さいころから妖精にも優しいユイだったから、妖精も自然と手伝ってくれるようになったんじゃないかな。
どうか幸せになってぇぇぇぇぇ~(T_T)と叫びたくなるマンガ。
チート能力が今まであまりない設定で、加護縫いができる妹の存在や、加護縫いに必要なクモの魔物の存在、魔物との契約。。。これからの話しが楽しみです。
虐待してきた両親と妹をドカンとやっつけるギャフン展開を期待です!
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